お上りさん東京へ
悠々散歩4である。
多摩川を隔てたばかりや東京近郊に住みながら、定年後、みんな
ほとんど東京に出てこなくなった。 歳だ?。
このお上り爺たちの東京見物歩行である。
新橋→汐留→浜離宮→東京タワー→麻布十番街→六本木ヒルズ
→東京ミッドタウン→表参道→渋谷のコース。
浜離宮の三百年経た松は、すごいね、と人々は言うが、長々と寝
たままの姿勢で、人の完全介護(支柱)で生きながらえている。
「老いとは寂しいかぎりである!」
この広い静かな庭園と隣接する近代建築の活気、どちらも、
また、よし。
近代建築や若者達の街を通過しつつ、
「俺!東京タワー何十年ぶりだ!」
「あれ!あんな建物あったっけ!」
「俺たちの入る店ないよなー!」
ものめずらしく、横目で見ながら通り過ぎるお上りさん達の服装
は、野暮ったい防寒着に歩行靴、リュックを背に、お洒落な場所
になじまない不似合いな格好だ。
六本木の公園で、外人の女の子が「変で異様なおじいちゃん
の集団」とでも思ったのか、けげんな顔で振り向いた。
「可愛い」などと声をかけたら誘拐犯?。
今、餃子などの食品で問題になっている中国大使館の周りには、
警備の警官が多く、「どこに行く!?」と呼び止められた。
「人相や格好で怪しむな!道路を行ってるんだ!」
「着膨れ(?)で、自爆テロではないぞ!」
しかし、この寒いのに、おまわりさん「ご苦労様!」
表参道の周囲は、新しい建物や若者であふれ、これが流行の
先端か。 それに引きかえ我々は?。
表参道から、我々の勤めていた渋谷へ、昔よく行った地下の
居酒屋は、まだあるだろうか、歩きながら遠くを見る目に、同じ
ビル、同じ位置に あった!。
今日、天気はいいが風が冷たく寒い一日で、東京マラソンの日
でもあった。
居酒屋で言われること間違いない!「お上り爺は、お前だけだ!」と。
まあー いいか、 さあー 温まるぞ。







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